ポイントグレイロード拡張工事経過
2年前からバンクーバー市が順次進めて来たポイントグレイ・ロードの歩道の拡張と自転車道の設置計画の一環で、とうとうポイントグレイ・ロード沿いの北側の歩道が拡張される段階となり、ポイントグレイ・ロードの北側に並ぶ海に面したそれぞれが十数億円を越える各住宅の前庭の一部が削られて、歩道が拡張されます。
もちろん、「削られる」と言っても、もともと将来の道路の拡張の為に、市が確保していた土地の部分なので、各住宅の所有権の一部が削られる訳ではないのですが、既に90年近く市が道路の拡張をして来なかったので、現在は各住宅が思い思いに駐車場や花壇として使用して来ました。
が、最近、どこまで削られるかを示す白いマークが地面にうたれ、いよいよ現実的になって来ました。 もちろん、それらの住宅の住民達は、反対意見を表明して来ましたが、市は市民多数の利益を考えての計画なので、着々と進めています。 そして、面白いのは、車道を広げ交通量を増やし、市民生活を便利にする為に進めている計画ではなく、車道を行き止まりにして交通量を減らし、歩道や自転車道を増やし、もっと多くの市民が、海沿いの風光明媚な環境を楽しめるように、進めている計画だ、と言う点です。
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